

気管や気管支の分泌物や、外からの異物などを排出しようとする反射的な運動が咳です。
気道から分泌される粘液の量が、病気により異常に増えることにより、のどから排出されるのが痰(たん)です。
咳は、風邪や、風邪をひいた後に風邪は治っても気道が過敏になるために引き起こされることが多いです。それ以外でも様々な原因で咳は引き起こされます。
風邪やインフルエンザのウイルス、細菌に感染すると、空気の通り道であるのどや気管、気管支、肺が炎症を起こすことで、咳や痰が出ます。
また、風邪の後、気道の粘膜が敏感になり、咳が続く場合もあります。
ウイルスや細菌による感染などによって、気管支が炎症を起こします。
急性気管支炎は、乾いた咳、発熱、のどの痛み、鼻水、頭痛などの症状が起こります。
ウイルスや細菌が肺に感染し、炎症を引き起こします。風邪が悪化して肺にまで炎症が広がり、肺炎になることもあります。
38℃以上の高熱が続き、肺の働きが低下して呼吸が苦しくなることもあり、重症の場合は、入院することもあります。
咳喘息とは、慢性的に咳が続く気管支の病気です。風邪と併発して起こることが多く、風邪をひいたあとに2週間以上咳が続く場合は咳喘息の可能性があります。
いろいろな刺激に対して過敏になっている状態で、気道の炎症や咳が続きます。
特にお風呂に入った後やベッドに入った後に体があたたまると咳が起こりやすくなります。
喘息などは、主にアレルギーが関与していることが考えられます。
花粉など決まった季節にあらわれるものと、ハウスダストによって1年中続くものがあります。
スギなどの花粉や、ダニやホコリなどのハウスダストといったアレルギーの原因になる物質が、体内に侵入してアレルギー物質を作り、咳を引き起こします。
直接タバコを吸っていなくても、周りの人が吐き出した煙によって咳が出ることもあります。
タバコの煙に含まれるタールは、気管や気管支を刺激して咳や痰を引き起こす原因にもなります。
アレルギーによる気管支の炎症や、アレルギーによって気道が過敏になって気道が狭くなり、息苦しくなる発作を繰り返します。
喘息の発作時には、呼吸するとゼイゼイ、ヒューヒューという音がします。
原因により治療法は変わります。
基本的には、咳を止めるために咳止めの飲み薬(メジコン、アストミン、フスコデ)、咳止めの漢方薬(麦門冬湯)、気管支を広げる貼り薬(ホクナリンテープ)、気管支の反応を抑える飲み薬(ブランルカスト、シングレア)を使用します。
なかなか咳が止まらない場合は、気管支が敏感になっているのを抑える吸い薬(アドエアー、シムビコート)を使用します。
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