高脂血症と漢方

高脂血症の漢方薬は、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などを使用します。 高脂血症の治療は、食事療法、運動療法、薬物療法などがあります。薬物療法は現代医学の薬を中心に、漢方薬も併用して効果を発揮します。

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体力がふつうの場合(中間証)

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

体の熱や炎症をひき、また痛みをやわらげる働きをします。季ろく部の苦満感がある方にも適しています。

漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。柴胡桂枝湯は、主薬の柴胡(さいこ)と桂枝(桂皮)をはじめ、下記の9種類の生薬からなります。柴胡(さいこ)にはコレステロールや中性脂肪を低下させる効果があります。柴胡と黄ごんの組み合わせにより、炎症をしずめる効果が高まり、桂皮は熱や痛みを発散させます。半夏(はんげ)は胸のつかえ感や吐き気をおさえる生薬です。そのほか、痛みをとる芍薬(しゃくやく)、滋養作用のある人参(にんじん)、炎症や痛みを緩和する甘草(かんぞう)などが配合されています。これらがいっしょに働くことで、高脂血症に効果を発揮します。
  • 柴胡(サイコ)
  • 桂皮(ケイヒ)
  • 黄ごん(オウゴン)
  • 半夏(ハンゲ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 人参(ニンジン)
  • 甘草(カンゾウ)
  • 生姜(ショウキョウ)
  • 大棗(タイソウ)

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体力がある場合(実証)

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

体の熱をさまし、病因を発散させるような働きがあります。また、体の水分循環を改善し、便通をつける作用もあります。体力のある太鼓腹の肥満タイプで、便秘がちの人に適しています。具体的には、肥満症、便秘、尿量減少、むくみ、のぼせ、肩こりなどに用います。また、そのような症状をともなう高血圧症、高脂血症、糖尿病などにも使用します。

漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。防風通聖散には、防風(ぼうふう)や麻黄(まおう)など病因を発散して治す発散性の生薬を中心に、熱や炎症をさますもの、便通をよくするもの、無駄な水分を取り去るもの、あるいは血流をよくする生薬などがいろいろと配合されています。
  • 防風(ボウフウ)
  • 黄ごん(オウゴン)
  • 大黄(ダイオウ)
  • 芒硝(ボウショウ)
  • 麻黄(マオウ)
  • 石膏(セッコウ)
  • 白朮(ビャクジュツ)
  • 荊芥(ケイガイ)
  • 連翹(レンギョウ)
  • 桔梗(キキョウ)
  • 山梔子(サンシシ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 当帰(トウキ)
  • 川きゅう(センキュウ)
  • 薄荷(ハッカ)
  • 滑石(カッセキ)
  • 生姜(ショウキョウ)
  • 甘草(カンゾウ)

大柴胡湯(だいさいことう)

腹力充実していて、季ろく部の苦満感あるとき

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体力がない場合(虚証)

六君子湯(りっくんしとう)

胃腸虚弱

八味地黄丸(はちみじおうがん)

腰痛や夜間頻尿があるとき

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