かゆみの原因

かゆみとは、思わずその部分をかきたくなるような感覚のことをいいます。

かゆみはヒスタミンに代表される化学伝達物質が知覚神経を刺激し、これが脳に伝わり、かゆみとして認識されると考えられています。

私たちの体では、様々な刺激に対する防御反応として、免疫システムが働いています。
免疫システムは体を守ってくれる大切な働きをしていますが、過剰に働くことで炎症が起こり、体にとってはむしろマイナスになってしまうことがあります。皮膚をひっかくこと自体が刺激になってさらにかゆみが生じて、かゆいからかく、かくことによって、さらにかゆくなるという悪循環が起こります。強くかくと皮膚が赤くなり、ひっかき傷ができます。長期間にわたってかいたりこすったりすると、皮膚が厚くなって跡が残ってしまうことがあります。

かゆみは、様々な原因によって引き起こされます。かゆみを引き起こす皮膚の病気には、湿疹(しっしん)、蕁麻疹(じんましん)、水虫、アトピー、蚊やブヨなどの虫刺され、ウールの衣服や化粧品などの刺激物との接触性皮膚炎(かぶれ)、あせも、乾燥肌(ドライスキン、乾皮症)、アレルギー、ヒゼンダニ(疥癬)、シラミといった寄生虫によるものなどがあります。まれではありますが、かゆみを引き起こす全身性の病気には、肝臓病、腎臓病などの病気もあります。

妊娠中にも、免疫バランスが崩れ、かゆみがみられることがありますが、妊娠中のかゆみは、異常を示すものではないことがほとんどです。高齢者に特に多い背中や足の乾燥肌でも、広範囲にひどいかゆみが生じます。乾燥肌は、寒い季節や、長い時間水にさらされていた場合にも起こります。

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