性感染症の見分け方

性感染症にもさまざまな種類があります。問診や診察だけでは完全に見分けることは難しいこともありますが、特徴をあげますと以下のようになります。

性感染症による尿道炎には、クラミジア性尿道炎、淋菌性尿道炎、非淋菌性非クラミジア性(雑菌性)尿道炎があります。
排尿時の違和感、排尿時の痛み、尿道のかゆみ、膿、残尿感、尿の回数が多くなるなどは尿道炎による共通の症状ですが、淋菌性尿道炎は、クラミジア性尿道炎、非淋菌性非クラミジア性(雑菌性)尿道炎に比べて炎症が強いため、尿道炎の症状が強く出ることが多いです。
具体的には、排尿時の痛みが強かったり、黄白色の膿が多く出たりなどがあります。しかし、問診や診察だけでは、原因菌を特定することは難しいため、尿中PCR法にて精密検査をすることが重要になります。

陰茎にできるぶつぶつのできものには、尖圭コンジローム(コンジローマ)、フォアダイス、PPP(pearly penile papules、真珠様陰茎丘疹)などがあります。
尖圭コンジロームは、ウイルスによる性感染症で、先端が尖りザラザラしたイボができます。大きくなったり、別の部位に移ったりすることもあります。軽い痛みやかゆみがある場合もありますが、自覚症状はほとんどありません。
フォアダイスは、脂腺がすけて目立ってみえる状態で、表面が比較的つるっとしているのが特徴です。
PPPは、亀頭部付け根付近に、長さ1mm以内の小さい丘疹が取り巻いているのが特徴です。
ちなみフォアダイスとPPPは性感染症ではありませんので、治療の必要はありません。

亀頭や包皮炎に起こる性感染症には性器ヘルペス、細菌性亀頭包皮炎、カンジダ性包皮炎などがあります。
性器ヘルペスは、一定の形をした水ぶくれが多発するのが特徴です。
亀頭包皮炎は炎症を起こし、皮膚の赤み、痛み、かゆみなどがあります。一般的に、細菌性亀頭包皮炎はカンジダ性包皮炎よりも痛み、赤みが強い傾向にあります。カンジダ性包皮炎は白いカスがたまることが多いです。
なお、細菌性とカンジダ両方が混合感染していることもあります。

HIV感染症、B型肝炎、C型肝炎は、基本的には症状がありませんので、血液検査で調べます。

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