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アトピー性皮膚炎

「アトピーで体がかゆくて辛い・・・」

掻くとよくないということがわかっていても、つい掻いてしまい、余計に悪化させてしまいがちです。肌の調子がよくないときほど、周りの目も気になりますよね。
そのまま治療せず放置しておくと、かゆみのあまり夜眠りが浅くなり、睡眠不足になるだけでなく、色素沈着として黒ずみが残ってしまうこともあります。

「アトピー性皮膚炎」について、治療、再発防止のための予防、注意点など、知っておくべきことを解説しました。
1分ほどで読めますので、ご一読ください。

原因

現在のところ、完全には解明されていません。
皮膚のバリア機能が低下し、ハウスダストやダニなどの刺激、ストレスなどが関係していると考えられています。

皮膚には角質や皮脂膜があり、外からの刺激や内側の水分が蒸発して乾燥してしまうことを防ぐバリアの役割があります。

しかし、アトピー性皮膚炎の場合は機能が弱まっていることから外部からの刺激が受けやすくなり、異物も入り込みやすくなってしまっています。
バリア機能が弱い人や、アレルギーを起こしやすい体質は、遺伝が関係しているとも考えられています。

また、外部からの刺激や異物の侵入があれば、体は免疫反応を起こします。
アトピー性皮膚炎では、免疫反応も過剰に起こることから皮膚炎が悪化しやすくなっています。

症状

かゆみのある湿疹が、改善したり悪化したり繰り返します。

体のさまざまな部位に発症する疾患で、膝関節の裏側や首周りや顔などに発症しやすいといわれています。
汗をかく夏の時期や、肌が乾燥する冬の時期に症状が悪化するケースが多いです。
炎症している部分の肌は赤くなり、痒みから引っ掻いてしまうとジクジクとした液体が出てきてしまいます。

長期化すれば、皮膚が厚く硬くなった状態になる場合もあります。
改善したと思っていても再発するような場合も多く、なかなか改善せずに慢性化してしまうこともあります。
一般的には6カ月以上症状が続けば、慢性化していると判断します。

検査

通常、検査をすることはありません。

治療

保湿剤やステロイド外用薬を外用します。かゆみが強く、範囲が広い場合は抗アレルギー薬を内服します。

ステロイド外用剤の副作用(大木皮膚科) をごらんください。

症状の強さや発症範囲によって治療に用いる薬の種類や強さは異なるため、医師の指示に従って使用するようにしましょう。

ただし、アトピー性皮膚炎に関しては完治させるための治療ではなく、症状を抑えるための補助として薬を用います。

現在のところ、アトピー性皮膚炎を完治させる特効薬はないので、日常生活に支障をきたさないようにすることを目指します。

予防方法

アトピー性皮膚炎を予防するには、普段からスキンケアで肌の保湿を心掛けるだけではなく、症状を悪化させる原因となるアレルゲンや刺激を避けるようにすることも大切です。
ダニやハウスダストなどのアレルゲンや、化粧品や金属などの化学物質は皮膚への刺激になってしまいます。
また、汗や紫外線、皮膚の汚れも刺激になって、炎症を悪化させる可能性があります。

  

物理的な刺激としては、引っ掻いてしまうことが挙げられます。
痒みが我慢できずに引っ掻いてしまえば炎症が悪化するため、できるだけ引っ掻かないように注意しましょう。
また、ストレスや疲労など心因性の要因も関係している場合があります。

  

自身がどういった要因がきっかけで症状が悪化するのかを知り、生活の中で避けるようにすることで予防になります。

保湿剤

クリーム、軟膏、ローション、スプレーなど様々なタイプがあります。使い心地の良いタイプの保湿剤を使用します。

ステロイド外用薬

部位や皮膚の状態を観察して、適切なステロイド外用薬を選択します。
顔であれば、ミディアムクラス以下、手のひらや足裏であれば、ベリーストロングクラス以上など、皮膚の厚さにより調整します。

免疫抑制外用薬

顔や首に、タクロリムスという免疫を抑制し炎症を抑える外用薬を使用することもあります

悪化してしまったら

外用のステロイド薬を一時的にランクアップします。ステロイドの内服薬も、抗アレルギー剤の内服薬と合わせて追加する場合もあります。痒いため、掻いてしまい、より痒みが増してしまう悪循環を断つことが大事になります。

悪化させないために

調子の良いときから、保湿剤などでスキンケアすることが大切です。

スキンケアがアトピー発症の予防に

アトピー症状のない新生児、乳幼児なども保湿剤でスキンケアした方がアトピー性皮膚炎になりにくいことがわかっています。
皮膚のバリア機能の低下を保湿剤で補うことにより、アトピーの予防になります。

注意点

長期間使用することにより、ステロイド外用薬の副作用により、皮膚が薄く弱くなったり、毛細血管が拡張したりなどの副作用を起こす可能性があります。

アトピー性皮膚炎についてより詳しく知りたい方は、アトピー性皮膚炎とは?(maruho)をご覧ください。

まとめ

アトピー性皮膚炎で病院におかかりになるなら、皮膚科にご受診ください。
当院皮膚科は、アトピー性皮膚炎の治療をおこなっています。お気軽にご受診ください。

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