蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹とは?

蕁麻疹(じんましん)とは、体の皮膚の一部に「紅斑」と呼ばれる、赤い皮膚の盛り上がりを生じる皮膚科の病気です。紅斑から膨疹を伴い、24時間以内に最終的に消えてしまいます。激しいかゆみを伴うことが多く、それによってかきむしったりストレスを感じたりして、悪化することもあります。

蕁麻疹の症状を訴える人の約9割が「特発性蕁麻疹」と呼ばれる蕁麻疹であると言われています。特発性蕁麻疹は「原因が明確ではない蕁麻疹」であり、症状があまり長引かないものを「急性蕁麻疹」、1ヶ月以上継続するものを「慢性蕁麻疹」と分類しています。

当院周辺の新宿のオフィス街にお勤めの方も、仕事のストレスなどで、じんましんに悩まれている人が多く、新宿区西新宿の当院にもいらっしゃいます。

蕁麻疹とアレルギー

蕁麻疹の原因の一つに「アレルギー」が挙げられます。これは、アレルギーの原因であるアレルゲンに対して反応することで発症する蕁麻疹のことです。また、Ⅳ型まで存在するアレルギーの類型の中で、アレルギー性蕁麻疹はアレルギー性鼻炎や花粉症と同じ「Ⅰ型」のアレルギー反応に分類されています。

なぜ、アレルギーによって蕁麻疹が引き起こされるのでしょうか。人間の「真皮」に位置する血管の近くには「肥満細胞」が存在します。アレルギー体質の方は、この肥満細胞の表面に存在するタンパク質の一種である「IgE」の量が多い、もしくはこれが生産されやすい方であるとされています。

アレルギー反応は、特定のアレルゲンに対するIgEの量が多いことによって、「ヒスタミン」と呼ばれる炎症性の物質を大量に放出します。これによって、蕁麻疹の症状である発疹や皮膚のかゆみなどを引き起こしてしまうのです。

一般的に、アレルゲンとの接触から数時間以内で蕁麻疹の症状が現れることが多いです。アレルギー性の蕁麻疹の場合は原因となるアレルゲンとの接触によって、何度でも再発してしまいます。

また、アレルゲンとの接触が頻繁に発生する、つまりアレルギー性の蕁麻疹の症状が頻繁に発生することにより、重症化するリスクが高まります。通常の症状であれば皮膚症状だけで済むことが多いのですが、重症化したアレルギー性蕁麻疹の場合は時には、気道がむくみ呼吸ができなくなって、命にかかわるほど激しい症状を伴うこともあります。

アレルギーを原因とした蕁麻疹は、蕁麻疹の症状を訴える患者さん全体から見てあまり頻度は高くありません。割合から見るとそこまで多くは見られないものなのですが、重症化するリスクが高いことから決して油断することのできない病気であると言えます。

原因を特定できる蕁麻疹

原因が明確ではない蕁麻疹が多いのですが、中には蕁麻疹の症状を引き起こす原因がはっきりとすることもあります。

まずは前述の「アレルギー」です。アレルゲンとの接触によって症状が引き起こされるタイプの蕁麻疹です。

次は「温度」です。冷気によって体温が下がることを原因として蕁麻疹を起こす「寒冷蕁麻疹」と、逆に高温によって体の一部が温度上昇を起こすことで発症する「温熱蕁麻疹」があります。

次は「日光蕁麻疹」です。紫外線を浴びることを原因として蕁麻疹の症状を呈します。

次は「機械性蕁麻疹」です。これは機械によるものとうわけではなく、例えば「下着」「腕時計」「バッグの持ち手部分」のように、アレルゲン以外の物理的接触による皮膚への刺激を原因とします。

最後は「コリン性蕁麻疹」です。コリンとは「アセチルコリン」という物質に由来した言葉であり、運動や入浴時に汗をかいたことによって蕁麻疹の症状が出るタイプのものです。

蕁麻疹の改善には、原因を特定してこれを可能な限り生活の中から取り除くことが必要です。蕁麻疹の治療は、抗ヒスタミン薬の内服が中心になります。
新宿・西新宿で皮膚科をお探しで、蕁麻疹が疑われる場合、当院皮膚科にお気軽にご相談ください。

よくある蕁麻疹(じんましん)の質問

蕁麻疹の原因はどのようなものがありますか?

蕁麻疹の原因はアレルギー性と非アレルギー性に大きく分けることができます。
蕁麻疹の原因として最も知られているのがI型(即時型)アレルギーという反応です。
IgEを結合したマスト細胞にアレルゲン物質が結合することでマスト細胞が活性化され、細胞に含まれる化学伝達物質が放出されて蕁麻疹が起こります。 蕁麻疹の原因は、アレルギー性よりも非アレルギー性の方が多く、原因は不明とされています。

蕁麻疹を起こす原因物質はなんですか?

蕁麻疹を起こす原因物質は食品、薬剤、物理的刺激、発汗があります。
食品を見ると、アレルギーで起こるのがそば、エビ、カニ、果物などが挙げられます。サバ、マグロなどの青魚が古くなると、ヒスタミンが産生され、蕁麻疹の誘因となることもあります。
薬剤ではペニシリン、セフェム系などの抗生物質、解熱鎮痛剤や一部の降圧剤なども蕁麻疹の原因になるといわれています。
物理的刺激では皮膚のこすれ、寒冷、温熱、日光、圧迫など、発汗では入浴、運動、精神的緊張(冷や汗)などが原因と考えられ、そのほかにもストレスや疲労、感染症も原因となると考えられています。

蕁麻疹の治療期間はどのくらいですか?

蕁麻疹の治療は主に抗ヒスタミンの内服薬で治療を行います。これに加えて蕁麻疹の原因となった特定の物質があれば避けることが重要になります。
蕁麻疹は急性蕁麻疹と慢性蕁麻疹に分類され、急性蕁麻疹は適切な治療を行うことで1か月ほどで完治を見込めます。
しかし慢性蕁麻疹の場合は原因が特定困難であるという性質を持つことから完治まで数週間から数か月あるいは数年単位かかることもあります。

蕁麻疹が良くなったらお薬はやめてもいいですか?

蕁麻疹の症状が消失すると自己判断でお薬をやめてしまう方も多く見受けられますが、再発することもあるため自己判断で急にお薬をやめずに医師へ相談することをおすすめします。

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