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ヘルペス

「水ぶくれができた、ヘルペスかも?」

ヘルペスは、放置しておくと痛みが強くなるだけでなく、ヘルペスに感染した部位から二次的に細菌感染を引き起こすこともあります。
「ヘルペス」の種類、原因、症状、治療などについて知っておくべきことを解説しました。

1分ほどで読めますので、ご一読ください。

ヘルペスとは

ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルスが口唇や陰部の粘膜や皮膚に感染して引き起こされる皮膚病です。

ヘルペスを発症すると皮膚に水ぶくれが現れ、痛みや灼熱感を覚えます。

ヘルペスは感染症なので、ヘルペスウイルスに感染した人を介して感染します。

ヘルペスウイルスが体内に侵入して増殖すると、ウイルスは体内の神経節に潜伏します。
その潜伏期間は短い場合もあれば、何年も症状が発症せずに突然発症することもあります。

神経節に潜伏しているウイルスを消滅させることは難しく、治療はウイルスの活性化を抑制するためのものです。
そのため、ヘルペスは免疫力が低下している時などに再発します。

ただし、早期治療を行うことで症状の緩和や早期改善に繋がるため、初期症状の間に治療を受けることをおすすめします。

種類

ヘルペスは発症部位により名称が異なります。

口唇ヘルペス

くちびるにヘルペスが感染して引き起こされます。

口の周りや唇に水疱が現れることから、口唇炎やニキビと勘違いされることもあります。

口唇ヘルペスの詳細はこちら

陰部ヘルペス

陰部にヘルペスが感染して引き起こされます。
再発を繰り返す場合は、再発抑制療法をおこなうことがあります。

亀頭包皮炎と間違われるケースもあります。

亀頭包皮炎の詳細はこちら

カポジ水痘様発疹症

ヘルペスウイルスなどが顔や体の表面に感染して引き起こされます。

アトピー性皮膚炎に併発することがあります。

アトピー性皮膚炎はこちら

原因

ヘルペスウイルスの中でも、単純ヘルペスウイルス1型がくちびる、単純ウイルス2型が陰部の原因となることが多いです。

ヘルペスウイルスに感染しても、最初は自覚症状がないこともあります。
そして、身体の神経節に潜伏を続けて、何らかのきっかけでウイルスが再活性化することで症状が現れます。

子供の頃に感染してから大人になるまで気付かないことも多く、大人になってから感染した場合には症状が重く現れる傾向があります。

ウイルスが再活性化するきっかけは、免疫機能の低下が関係していることが多いです。
ストレスや疲労、風邪などで抵抗力が落ちるとヘルペスが再発しやすくなります。

感染経路

ヘルペスウイルスは症状が出ている部分と接触することで感染することが多くなっています。
そのため、口唇ヘルペスであればキスや回し飲み、食器の共有などで感染します。

性器ヘルペスであれば、性行為や性行為に似た行為における粘膜接触です。
ただし、症状が出ていない場合でも潜伏していたウイルスが出てきている場合には感染することもあります。

症状

赤み、腫れ、水ぶくれ、かさぶた、かゆみ、違和感、チクチクやヒリヒリなどの痛みなどの症状があります。

ヘルペスが再発する時には、発症部位の違和感やかゆみ、チクチクした感覚を覚えます。
そこから数時間もしくは数日後に腫れや水ぶくれといった症状が現れるようになります。

初めて感染した場合には症状が出ないことも多いですが、ウイルスへの免疫がないことから高熱や強い痛みといった症状を伴うこともあります。

とくに性器にヘルペスが発症した場合、歩くことや排尿が困難になるほどの痛みを伴うこともあります。
ただし、口唇ヘルペスも性器ヘルペスも、再発時には症状が軽くなって現れることが多いです。

治療

抗ウイルス薬を内服します。

抗ウイルス薬は神経節に潜伏しているウイルスには効果が無いため、ウイルスを完全に消滅させることは出来ません。
ヘルペスを根本的に治すことはできないため、発症して活性化しているウイルスを抗ウイルス薬で抑制することで症状の緩和・早期改善に導きます。

注意点

初期に抗ウイルス薬の内服治療を開始すると効果があります。かさぶたになってからでは効果は望めません。

そのため、症状が現れ始めた時点もしくは、発症しそうな前触れを感じた時点で治療を開始することが望ましいといえます。

また、症状が現れている時期は、ウイルスの感染力も高まっている時です。
家族やパートナー、周囲の人への感染が広がりやすいので注意しましょう。

患部には触れないように気を付けながら、タオルや食器の共用などを避けるなど工夫が必要です。

予防方法

ヘルペスの発症を予防するには、再発を引き起こさないように日常的に注意することが大切です。

ヘルペスの再発は、免疫力が低下している時に起こりやすくなっています。
ストレスや疲労を溜め込まないようにして、生活習慣の乱れも見直しましょう。

風邪や体調不良などの時にも再発しやすいため、体調管理を日頃から行うことも予防に繋がります。

また、紫外線もヘルペスを誘発させるといわれています。
そのため、紫外線の強い季節にはしっかりと紫外線対策を行うようにしましょう。

まとめ

口唇ヘルペスおよびカポジ水痘様発疹症が疑われる症状があれば、皮膚科へ、局部のヘルペスであれば、女性は婦人科、男性は泌尿器科もしくは皮膚科へおかかりください。
当院皮膚科および泌尿器科では、男性および女性の口唇ヘルペス、男性の局部のヘルペス、男性および女性のカポジ水痘様発疹症の治療をおこなっております。

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